27AM65|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
COPDで正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
**COPD(慢性閉塞性肺疾患)**の基本を問う問題です。閉塞性障害という肺機能の特徴と、気管支喘息との違いを押さえます。
解説
COPDは、タバコ煙を主とする有害物質の長期吸入により生じる肺の炎症性疾患で、慢性気管支炎と肺気腫を含みます。喫煙が最大の原因であり、「喫煙は関与しない」は明確な誤りです。
症状は、労作時呼吸困難、慢性の咳と痰です。安静時の呼吸困難は進行した段階で出現するもので、初期からの特徴ではありません。進行すると樽状胸郭、口すぼめ呼吸、呼吸補助筋の発達、体重減少がみられます。
肺機能検査では、気管支拡張薬吸入後の1秒率(FEV1.0パーセント)が70パーセント未満であることが診断の必須条件です。これは閉塞性換気障害であり、正答となります。あわせて残気量と全肺気量が増加します。対照的に、間質性肺炎などは**拘束性換気障害(肺活量の低下)**を示します。
発作時の気管支狭窄音(喘鳴)は気管支喘息の特徴です。喘息は可逆性のある気道閉塞と発作性の症状が特徴で、COPDは気流閉塞が完全には可逆的でない点で異なります。
治療は禁煙が最も重要で、気管支拡張薬(長時間作用性抗コリン薬、ベータ2刺激薬)、呼吸リハビリテーション、ワクチン接種、進行例では在宅酸素療法が行われます。
選択肢の確認
1.喫煙は関与しない。
誤り。喫煙が最大の原因です。
2.安静時の呼吸困難が特徴である。
誤り。まず労作時呼吸困難として現れます。
3.肺機能検査では閉塞性障害が特徴である。
正しい。1秒率70パーセント未満が診断の基準です。
4.発作時に気管支狭窄音を伴う。
誤り。発作性の喘鳴は気管支喘息の特徴です。
覚えるポイント
- COPD=喫煙が主因、1秒率70パーセント未満の閉塞性障害。
- 症状=労作時呼吸困難、慢性の咳と痰、進行で樽状胸郭、口すぼめ呼吸。
- 治療の第一歩は禁煙。呼吸リハビリテーションと在宅酸素療法。