27AM69|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
感染症について正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
感染経路と合併症を問う問題です。空気感染する疾患は限られているという知識が判断の軸になります。
解説
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は、多くの抗菌薬に耐性をもつ黄色ブドウ球菌で、院内感染の代表的な原因菌です。健常者の鼻腔や皮膚に保菌されていても発症しませんが、手術後、高齢者、免疫抑制状態の患者では肺炎、敗血症、創部感染、腸炎を起こします。主な伝播経路は医療者の手指を介した接触感染であり、手指衛生と標準予防策が対策の基本です。正答となります。
**空気感染(飛沫核感染)**する疾患は、麻疹、水痘、結核の3つが代表です。ムンプス(流行性耳下腺炎)は飛沫感染と接触感染であり、空気感染ではありません。
ボツリヌス菌による食中毒は、ボツリヌス毒素による神経麻痺症状が主体です。眼症状(複視、眼瞼下垂)、構音障害、嚥下障害から始まり、重症では呼吸筋麻痺に至ります。血便が主症状となるのは**腸管出血性大腸菌(O157など)**や赤痢などです。
精巣炎を合併するのはムンプスです。思春期以降の男性で耳下腺炎に続いて起こることがあります。風疹は、妊娠初期の感染により**先天性風疹症候群(白内障、心奇形、難聴)**を起こす点が重要です。
選択肢の確認
1.ムンプスウイルスは空気感染する。
誤り。飛沫感染と接触感染です。
2.MRSAは院内感染の原因となる。
正しい。手指を介した接触感染が主で、標準予防策が重要です。
3.ボツリヌス菌による食中毒の主たる症状は血便である。
誤り。神経麻痺症状が主体です。
4.風疹は精巣炎を合併する。
誤り。精巣炎はムンプスの合併症です。
覚えるポイント
- 空気感染=麻疹、水痘、結核の3つ。
- MRSA=院内感染の代表、対策は手指衛生と標準予防策。
- ボツリヌス=神経麻痺、ムンプス=精巣炎・無菌性髄膜炎、風疹=先天性風疹症候群。