27AM70|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
急性膵炎の原因で最も多いのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
急性膵炎の成因を問う問題です。アルコールと胆石の2大原因を押さえます。
解説
急性膵炎は、膵酵素が膵臓内で活性化され、膵組織を自己消化することで起こる急性炎症です。日本の統計では、成因としてアルコール性が最も多く、次いで胆石性、そして原因不明の特発性が続きます。したがって最も多いのはアルコール多飲であり、正答です。
性差があり、男性ではアルコール性、女性では胆石性が多いという傾向は頻出です。
典型的な症状は、上腹部から背部に及ぶ持続する激痛で、しばしば前屈位(前かがみ)で軽減します。悪心・嘔吐、発熱を伴い、重症例では循環不全や多臓器不全に至ります。身体所見として、腹部膨満や、重症例では側腹部の皮下出血斑(グレイターナー徴候)、臍周囲の皮下出血斑(カレン徴候)がみられます。
検査では、血清アミラーゼとリパーゼの上昇が診断の柱で、リパーゼの方が特異性が高いとされます。画像では造影CTが重症度判定に有用です。
治療は絶食による膵の安静、十分な輸液、鎮痛、重症例では集中治療が基本です。
施術者としては、上腹部の激痛と背部痛を訴える患者に対し、単なる筋骨格系の痛みと決めつけず、緊急性のある腹部疾患を疑って受診を勧める判断が求められます。
選択肢の確認
1.胆石
誤り。第2位の成因であり、特に女性で多くみられます。
2.アルコール多飲
正しい。日本の急性膵炎の成因として最も多いものです。
3.脂質異常症
誤り。高トリグリセリド血症は成因となりますが少数です。
4.膵癌
誤り。膵管閉塞により膵炎を起こすことはありますが多くはありません。
覚えるポイント
- 急性膵炎の成因はアルコール>胆石>特発性。男性はアルコール、女性は胆石。
- 症状=上腹部から背部への持続痛、前屈位で軽減、悪心・嘔吐。
- 検査=血清アミラーゼ、リパーゼの上昇。治療は絶食と輸液。