27AM73|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
障害モデルとして用いられているのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
リハビリテーション領域の略語を区別する問題です。**障害をどうとらえるかの枠組み(モデル)**を選びます。
解説
ICF(国際生活機能分類)は、2001年に世界保健機関(WHO)が採択した障害と生活機能をとらえるモデルです。それ以前のICIDH(国際障害分類)が、機能障害から能力低下、社会的不利へと一方向に進むマイナス面中心のモデルであったのに対し、ICFは生活機能というプラス面からとらえ直した点が特徴です。
ICFは、心身機能・身体構造、活動、参加という3つの生活機能と、環境因子と個人因子からなる背景因子で構成され、これらが相互に影響し合う関係として描かれます。環境因子が明確に位置づけられたことにより、住環境の整備や支援制度の活用が障害の状態を改善しうるという考え方が示されました。設問の正答です。
ADL(日常生活動作)は、食事、更衣、整容、入浴、排泄、移動といった日常の基本動作そのものを指す用語で、モデルではありません。
MMT(徒手筋力テスト)は、筋力を0から5の6段階で評価する検査法です。
QOL(生活の質)は、その人の生活の満足度や充実感を表す概念であり、障害をとらえるモデルではありません。
選択肢の確認
1.ADL
誤り。日常生活動作そのものを指す用語です。
2.ICF
正しい。WHOによる生活機能と障害のモデルです。
3.MMT
誤り。徒手筋力テストという検査法です。
4.QOL
誤り。生活の質を表す概念です。
覚えるポイント
- ICF=心身機能・身体構造、活動、参加+環境因子・個人因子の相互作用モデル。
- ICIDHからICFへ、**マイナス面からプラス面(生活機能)**へ視点が転換。
- ADLは動作、MMTは検査法、QOLは概念。