27AM78|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
「80歳の男性。1年前から夜間に人や子どもが見え、本当に人がいるように話しかけることもある。半年前から次第に動作が鈍くなってきた。最近は物忘れも出現している。」本症例でさらに確認すべき症状はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
レビー小体型認知症を確かめるために、さらに何を聞くかという問題です。他の認知症に特徴的な症状と区別する視点が求められます。
解説
前問と同じ症例で、幻視、パーキンソニズム、物忘れからレビー小体型認知症が疑われます。診断を裏づけるためには、この疾患に特徴的で、他の認知症では目立たない所見を確認します。
**認知機能の日内変動(動揺)**は、レビー小体型認知症の中核的な特徴です。はっきりして会話が成り立つ時間帯と、ぼんやりして反応が乏しい時間帯が日によって、また同じ日の中でも入れ替わります。介護者から「調子の良いときと悪いときの差が大きい」と語られることが多く、確認すべき症状として最も適切です。正答となります。
あわせて確認すべき特徴として、レム睡眠行動障害(睡眠中の大きな寝言や体動)、起立性低血圧や便秘などの自律神経症状、抗精神病薬への過敏性、繰り返す転倒や失神があります。
物盗られ妄想は、記銘力障害を背景に生じるもので、アルツハイマー型認知症でよくみられる症状です。
症状の階段状の悪化は、脳梗塞などの再発のたびに機能が段階的に低下する血管性認知症の特徴です。
**欲動的な行動(脱抑制、常同行動、反社会的行動)**は、前頭側頭型認知症の特徴です。
選択肢の確認
1.物盗られ妄想
誤り。アルツハイマー型認知症で多くみられます。
2.認知機能の日内変動
正しい。レビー小体型認知症の中核的特徴です。
3.症状の階段状の悪化
誤り。血管性認知症の経過の特徴です。
4.欲動的な行動
誤り。前頭側頭型認知症の特徴です。
覚えるポイント
- レビー小体型=幻視、パーキンソニズム、認知機能の動揺、レム睡眠行動障害。
- アルツハイマー型=記銘力障害、物盗られ妄想、緩やかに進行。
- 血管性=階段状の悪化、まだら認知症。前頭側頭型=脱抑制、常同行動。