27AM79|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午前(科目未分類)
「67歳の女性。胸部エックス線写真で右上肺野の末梢側に2cm大の結節影があり、気管支内視鏡検査で肺癌と診断された。」最も可能性が高い組織型はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
肺癌の発生部位と組織型の対応を問う問題です。末梢か肺門部かが最大の手がかりになります。
解説
肺癌は、発生部位により**肺門部(中枢型)と肺野部(末梢型)**に分けられ、それぞれ生じやすい組織型が異なります。
末梢(肺野部)に発生しやすいのは腺癌です。腺癌は日本人の肺癌で最も頻度が高い組織型であり、女性や非喫煙者にも発生する点が特徴です。末梢の結節影として偶然発見されることが多く、症状に乏しい時期に画像で見つかることもあります。本症例は67歳の女性で、右上肺野の末梢側に2センチメートル大の結節影があることから、腺癌の可能性が最も高いと考えられます。正答です。
肺門部(中枢型)に発生しやすいのは扁平上皮癌と小細胞癌です。扁平上皮癌は喫煙との関連が強く、太い気管支に発生するため咳、血痰、閉塞性肺炎を起こしやすく、喀痰細胞診で見つかりやすいという特徴があります。小細胞癌も喫煙との関連が強く、増殖が速く早期に転移し、ADH不適合分泌症候群やランバート・イートン症候群などの腫瘍随伴症候群を伴うことがあります。治療は化学療法と放射線療法が中心です。
大細胞癌は末梢に発生し増殖が速いものの、頻度は多くありません。
選択肢の確認
1.腺癌
正しい。末梢に発生しやすく、日本の肺癌で最も頻度が高い組織型です。
2.小細胞癌
誤り。肺門部に多く、喫煙との関連が強い組織型です。
3.大細胞癌
誤り。末梢に生じますが頻度は多くありません。
4.扁平上皮癌
誤り。肺門部に多く、喫煙との関連が強い組織型です。
覚えるポイント
- 末梢=腺癌(最多、女性・非喫煙者にも発生)、大細胞癌。
- 肺門部=扁平上皮癌(喫煙、血痰、喀痰細胞診)、小細胞癌(増殖速く転移早い)。
- 小細胞癌は化学療法と放射線療法が中心で、腫瘍随伴症候群を伴うことがある。