27PM100|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午後(科目未分類)
心火亢盛証でみられないのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
心火亢盛証の症状を確認し、当てはまらないものを選ぶ問題です。実熱の症状と心陽虚などでみられる脈を区別します。
解説
心火亢盛証は、心に実熱がこもった病証です。精神的な強い緊張や情志の失調、辛温の食物の過食、外邪が熱に変化することなどが原因となります。
主な症状は次のとおりです。心煩(胸が焼けるように落ち着かない)、不眠、動悸といった神志の異常、口渇と冷たい飲み物を好むこと、顔面紅潮、身熱、口内炎や舌の潰瘍(口舌生瘡)、尿が濃く量が少なく、排尿時に灼熱感を伴う(心と小腸は表裏で、心火が小腸に移る)、便秘です。
舌と脈では、舌尖が紅く(心は舌に開竅し、舌尖は心に対応する)、舌苔は黄、脈は数(速い)、あるいは洪数を示します。
したがって、口渇、不眠、舌尖紅はいずれも心火亢盛証にみられる所見です。
一方、結脈は、脈がゆるやかで、不規則に止まる脈です。陰盛気結、寒痰、瘀血、気血の虚、心陽の不足などを示すもので、実熱を示す脈ではありません。したがって心火亢盛証でみられない所見であり、正答となります。あわせて、**代脈(規則的に止まり、間隔が長い)**は臓気の衰えを、**促脈(速くて不規則に止まる)**は陽盛や熱証を示すことも整理しておきます。
選択肢の確認
1.口渇
みられる。実熱により津液が損なわれ、冷たい飲み物を好みます。
2.不眠
みられる。心神が熱に擾されて眠れなくなります。
3.舌尖紅
みられる。舌尖は心に対応し、心火を反映します。
4.結脈
みられず、これが正答。陰盛気結や心陽不足などを示す脈です。
覚えるポイント
- 心火亢盛証=心煩、不眠、口渇、口舌生瘡、尿が濃く灼熱感、舌尖紅・苔黄、脈数。
- 結脈=緩やかで不規則に止まる。陰盛気結、寒痰、瘀血、心陽不足。
- 促脈=速くて不規則に止まる(陽盛・熱)、代脈=規則的に止まる(臓気の衰え)。