27PM116|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午後(科目未分類)
東洋医学的な治療方針として、身体を温めるべき症状はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
寒証と熱証の区別を問う問題です。温めてよいのはどれかという視点で、症状の背景にある寒熱を判断します。
解説
治療方針として「身体を温める」のが適するのは寒証、あるいは陽虚の場合です。逆に、熱証や陰虚では温める治療はかえって症状を悪化させるため適しません。
各選択肢を確認します。
**盗汗(寝汗)**は、眠っている間に汗をかき、目が覚めると止まる汗で、陰虚(陰虚内熱)を示します。陰液が不足して虚熱が生じ、夜間に津液を押し出すためです。方針は滋陰清熱であり、温めるべきではありません。
口苦は、口の中が苦く感じる症状で、肝胆の熱(肝胆湿熱)や胆気の上逆を示します。熱証であり、方針は清熱利湿です。
消穀善飢は、食べてもすぐに空腹になる症状で、胃熱(胃火)を示します。熱が飲食物を速く消化してしまうためです。方針は清胃瀉火です。
白色帯下は、色が白く、においが少なく、量が多くさらさらまたは粘る帯下で、脾虚や腎陽虚による寒湿を示します。**温めて補う(温陽健脾、除湿)**方針が適し、正答となります。あわせて覚えたい対比として、黄色く粘稠でにおいの強い帯下は湿熱を示し、清熱利湿を要します。
選択肢の確認
1.盗汗
誤り。陰虚内熱を示し、滋陰清熱が適します。
2.口苦
誤り。肝胆の熱を示し、清熱が適します。
3.消穀善飢
誤り。胃熱を示し、清胃瀉火が適します。
4.白色帯下
正しい。脾虚や腎陽虚による寒湿を示し、温めて補うことが適します。
覚えるポイント
- 盗汗=陰虚、自汗=気虚・陽虚。
- 口苦=肝胆の熱、消穀善飢=胃熱。
- 帯下は白くさらさら=寒湿(脾腎の虚)、黄色く粘稠でにおいが強い=湿熱。