27PM125|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
上腕骨外側上顆炎の患者に対するSOAP方式による記録で、Pに相当するのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
SOAP方式の4つの区分を理解しているかを問う問題です。誰が述べた情報か、誰が観察した所見か、判断か、計画かで振り分けます。
解説
SOAP方式は、診療記録を次の4項目に分けて記載する方法です。
**S(Subjective、主観的情報)**は、患者が訴えた内容です。主訴、症状の経過、日常生活での困りごとなど、患者本人の言葉に基づく情報です。「タオルがしぼりにくい」はこれに当たります。
**O(Objective、客観的情報)**は、施術者が観察・測定した所見です。視診、触診、可動域測定、徒手検査の結果などです。「トムゼンテスト陽性」や「短橈骨手根伸筋の過緊張」はこれに当たります。トムゼンテストは、肘伸展位で手関節を背屈させ、これに抵抗を加えて外側上顆に痛みが出るかをみる検査で、上腕骨外側上顆炎で陽性となります。
A(Assessment、評価)は、SとOをもとにした施術者の判断・分析です。病態の解釈、経過の評価、問題点の整理が含まれます。
**P(Plan、計画)**は、今後の施術方針と具体的な計画です。治療方針、選穴、頻度、患者への指導や生活上の助言などが含まれます。「動作後のアイシング」は、患者に行ってもらう具体的な対応の指示であり、**計画(P)**に相当します。したがって正答は3です。
記録を4つに分けて書くことは、経過の把握、他職種との情報共有、施術内容の説明責任を果たす上で重要です。
選択肢の確認
1.タオルがしぼりにくい
誤り。患者の訴えであり、Sに相当します。
2.トムゼンテスト陽性
誤り。施術者が行った検査所見であり、Oに相当します。
3.動作後のアイシング
正しい。今後の対応の指示であり、Pに相当します。
4.短橈骨手根伸筋の過緊張
誤り。触診による客観的所見であり、Oに相当します。
覚えるポイント
- S=患者の訴え、O=検査・観察所見、A=判断と評価、P=計画と指導。
- トムゼンテスト、チェアテスト、中指伸展テスト=上腕骨外側上顆炎。
- 記録の分割は経過の把握と多職種連携に役立つ。