27PM127|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午後(科目未分類)
高齢者の歩行能力に対する鍼治療の効果を評価するのに最も適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
評価尺度が何を測るものかを問う問題です。歩行能力という身体機能を測る指標を選びます。
解説
タイムドアップアンドゴーテスト(TUG)は、椅子から立ち上がり、3メートル先の目印を回って戻り、再び座るまでの所要時間を測定する検査です。立ち上がり、歩行、方向転換、着座という一連の動作を含むため、移動能力、動的バランス、転倒リスクを簡便に評価できます。一般に所要時間が長いほど移動能力が低く、転倒の危険が高いとされます。高齢者の歩行能力に対する治療効果の評価に適しており、正答です。
**RDQ(ローランド・モリス障害質問票)**は、腰痛による日常生活の支障を評価する質問票で、腰痛特異的なQOL尺度です。歩行能力そのものの指標ではありません。
改訂PGCモラールスケールは、**高齢者の主観的幸福感(モラール)**を評価する尺度です。心理的な満足度をみるもので、身体機能の指標ではありません。
ハミルトン評価尺度は、うつ病の重症度を評価する尺度です。
高齢者の運動機能評価では、TUGのほかに、5メートルまたは10メートル歩行速度、片脚立位時間、ファンクショナルリーチ、握力、開眼片足立ち、5回立ち上がりテストなどが用いられます。サルコペニアやフレイルの評価にもこれらが使われます。
選択肢の確認
1.RDQ
誤り。腰痛による生活の支障を評価する質問票です。
2.改訂PgCモラールスケール
誤り。高齢者の主観的幸福感を評価します。
3.ハミルトン評価尺度
誤り。うつ病の重症度を評価します。
4.タイムドアップアンドゴーテスト
正しい。移動能力と動的バランス、転倒リスクを評価します。
覚えるポイント
- TUG=椅子から立ち3メートル往復して座るまでの時間。移動能力と転倒リスク。
- RDQ=腰痛のQOL、PGCモラールスケール=主観的幸福感、ハミルトン=うつ。
- 高齢者の機能評価=歩行速度、片脚立位、握力、5回立ち上がりテストなど。