27PM133第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第27回午後(科目未分類)

次の文で示す症例の圧痛点に対する局所治療穴として最も適切なのはどれか。「20歳の女性。高校時代にバレーボール部の活動で前距腓靱帯損傷を繰り返し起こしていた。罹患靱帯のやや下方に圧痛と歩行時痛があり、近医で足根洞症候群と診断された。」

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

足根洞症候群の圧痛点の位置を確認し、そこに一致する経穴を選ぶ問題です。

解説

20歳の女性で、前距腓靱帯損傷(足関節内反捻挫)を繰り返し罹患靱帯のやや下方に圧痛と歩行時痛があり、足根洞症候群と診断されています。

足根洞は、距骨と踵骨の間にあるトンネル状の空間で、外側の入口(足根洞入口部)は外果の前下方にあります。中には骨間距踵靱帯や血管、神経終末、脂肪組織があり、捻挫の反復によりこれらに瘢痕や炎症が生じると、外果前下方の圧痛と、不安定感、歩行時痛をきたします。これが足根洞症候群です。

前距腓靱帯は外果の前縁から距骨頸に至る靱帯で、その「やや下方」といえば、まさに足根洞入口部に一致します。

丘墟は、足関節前外側、長指伸筋腱の外側の陥凹部、外果の前下方に取る足の少陽胆経の原穴です。位置が足根洞入口部と一致するため、局所治療穴として最も適切であり、正答は4です。

他の選択肢を確認します。解渓は、足関節前面、足関節前面中央の陥凹部、長母指伸筋腱と長指伸筋腱の間にあり、足関節の前面中央で、外果前下方ではありません。照海は、足内側、内果尖の下方1寸にあり、内側です。申脈は、足外側、外果尖の直下、外果下縁と踵骨の間の陥凹部にあり、外果の直下であって、前下方の足根洞入口部とは位置が異なります。

施術に加えて、足関節の不安定性に対する腓骨筋群の強化やバランス訓練、テーピングや装具の使用といった再発予防の視点も重要です。

選択肢の確認

1.解渓
誤り。足関節前面の中央にあり、足根洞入口部ではありません。

2.照海
誤り。内果の下方にあり、外側の症状には合いません。

3.申脈
誤り。外果尖の直下にあり、足根洞入口部とは位置が異なります。

4.丘墟
正しい。外果の前下方、足根洞入口部に一致します。

覚えるポイント

  • 足根洞=距骨と踵骨の間、入口部は外果の前下方
  • 丘墟=胆経の原穴、外果の前下方、長指伸筋腱の外側の陥凹部
  • 申脈は外果尖の直下解渓は足関節前面中央と区別する。再発予防には腓骨筋強化とバランス訓練。
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