27PM134|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
より高次な生活能力を評価する指標(老研式活動能力指標)に含まれる項目はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
老研式活動能力指標が測る能力の水準を問う問題です。基本的ADLより高次の生活能力という位置づけを理解します。
解説
老研式活動能力指標は、東京都老人総合研究所が作成した13項目からなる質問票で、地域で自立して生活する高齢者の、より高次の生活能力を評価します。構成は次の3つの下位尺度です。
**手段的自立(5項目)**は、公共交通機関の利用、買い物、食事の用意、請求書の支払い、預貯金の出し入れです。
**知的能動性(4項目)**は、書類の記入、新聞を読む、本や雑誌を読む、健康に関する記事や番組に関心をもつことです。
**社会的役割(4項目)**は、友人宅への訪問、家族や友人の相談にのる、病人の見舞い、若い人に自分から話しかけることです。
各項目に「はい(1点)」「いいえ(0点)」で答え、満点は13点です。加齢に伴う生活機能の低下を早期にとらえ、介護予防につなげる目的で用いられます。
したがって、銀行預金の出し入れが手段的自立の項目として含まれ、正答となります。
一方、髪を整える(整容)、衣服の着脱(更衣)、階段の昇降は、いずれも**基本的日常生活動作(BADL)**であり、バーセルインデックスやFIMで評価される項目です。老研式活動能力指標には含まれません。
生活機能の階層は、BADL(基本的動作)→IADL(手段的動作)→社会的役割の順に高次になっていくと理解し、対象者の状態に応じて適切な指標を選ぶことが大切です。
選択肢の確認
1.髪を整える
誤り。整容であり基本的ADLです。
2.衣服の着脱
誤り。更衣であり基本的ADLです。
3.階段の昇降
誤り。移動に関する基本的ADLです。
4.銀行預金の出し入れ
正しい。手段的自立の項目として含まれます。
覚えるポイント
- 老研式活動能力指標=13項目。手段的自立5、知的能動性4、社会的役割4。
- 買い物、食事の用意、支払い、預貯金の出し入れ、交通機関の利用は手段的自立。
- 整容、更衣、階段昇降などは基本的ADLでバーセルインデックスやFIMの領域。