27PM145第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第27回午後(科目未分類)

痛覚の二次性ニューロンが上行するのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

痛覚の伝導路を問う問題です。**深部感覚の伝導路(後索-内側毛帯路)**と混同しないことが要点です。

解説

痛覚と温度覚を伝えるのは外側脊髄視床路です。経路は次のとおりです。

一次ニューロンは、皮膚などの自由神経終末から始まり、Aデルタ線維やC線維として後根を通り、脊髄後角に入ります。細胞体は脊髄神経節にあります。

二次ニューロンは、脊髄後角でシナプスを作り、そこから同じ高さまたは1から2分節上方で正中を交叉(白交連)して反対側へ移り、脊髄の前側索(外側脊髄視床路)を上行して視床に至ります。したがって、痛覚の二次性ニューロンが上行するのは脊髄前側索であり、正答は2です。

三次ニューロンは、視床(後外側腹側核)から内包後脚を通って**大脳皮質の中心後回(体性感覚野)**に投射します。

一方、識別性触圧覚と深部感覚(位置覚、振動覚)は、後索-内側毛帯路を通ります。一次ニューロンが交叉せずに同側の後索(薄束と楔状束)を上行し、延髄の後索核で二次ニューロンに乗り換え、そこで交叉して内側毛帯を上行し視床に至ります。**内側毛帯、脊髄背側索(後索)**という選択肢はこの経路にあたり、痛覚の伝導路ではありません。

この違いは、**脊髄半側切断(ブラウン・セカール症候群)**の症状を説明する基礎になります。障害側では深部感覚障害と運動麻痺、反対側では痛覚・温度覚の障害が現れるのは、交叉する位置の違いによります。

選択肢の確認

1.内側毛帯
誤り。深部感覚と識別性触圧覚を伝える経路です。

2.脊髄前側索
正しい。外側脊髄視床路として痛覚の二次ニューロンが上行します。

3.脊髄背側索
誤り。後索であり、深部感覚の一次ニューロンが上行します。

4.脊髄後索
誤り。同じく深部感覚の経路です。

覚えるポイント

  • 痛覚・温度覚=後角で乗り換え→すぐ交叉→前側索(外側脊髄視床路)を上行
  • 深部感覚・識別性触圧覚=同側の後索を上行→延髄の後索核で乗り換え→交叉して内側毛帯
  • 交叉の位置の違いがブラウン・セカール症候群の症状を説明する。
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