27PM153|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午後(科目未分類)
艾を使用しないのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
隔物灸の種類を問う問題です。艾を用いるかどうかという視点で分けます。
解説
隔物灸は、皮膚と艾炷の間に何かを挟んで施灸する方法で、無痕灸に分類されます。挟むものによって名称が変わり、それぞれ挟む物自体の薬効も期待されます。
**塩灸(隔塩灸)**は、臍(神闕)に塩を詰め、その上に艾炷を置いて施灸する方法です。神闕は直接灸を避ける部位であるため、塩を介して温めます。
味噌灸は、味噌を薄く敷いて、その上に艾炷を置く方法です。
ニンニク灸(隔蒜灸)は、薄く切ったニンニクを置き、その上で施灸する方法です。ショウガを用いればショウガ灸(隔姜灸)、ビワの葉を用いれば枇杷葉灸となります。
これらはいずれも艾を用います。挟んだものが熱を和らげるため、皮膚に直接火が触れず、穏やかな温熱刺激となります。
一方、漆灸は、ウルシの液を皮膚に塗布し、かぶれ(接触性皮膚炎)による刺激を利用する方法で、艾を用いません。したがって正答は1です。同様に艾を用いない特殊な灸法として、紅灸(紅色の顔料を塗る)、水灸(薬液を塗る)、電気温灸器などがあります。
なお、漆はかぶれを起こす物質であり、体質によっては強い皮膚炎を生じます。灸法を選択する際は、皮膚の状態、体質、患者への説明と同意を確認することが前提となります。
選択肢の確認
1.漆灸
正しい。ウルシによる刺激を利用するもので、艾を用いません。
2.塩灸
誤り。臍に塩を詰め、その上に艾炷を置く隔物灸です。
3.味噌灸
誤り。味噌を挟んで艾炷を置く隔物灸です。
4.ニンニク灸
誤り。ニンニクを挟んで艾炷を置く隔物灸です。
覚えるポイント
- 隔物灸(艾を使う無痕灸)=塩灸、味噌灸、ニンニク灸、ショウガ灸、枇杷葉灸。
- 艾を使わない灸法=漆灸、紅灸、水灸、電気温灸器。
- **塩灸は臍(神闕)**に用いる。神闕は直接灸を避ける部位。