27PM159第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第27回午後(科目未分類)

手足の冷えを改善する灸の治療的作用はどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

灸の治療的作用の分類から、冷えに対する作用を選ぶ問題です。血流をどこへ動かすかという視点で考えます。

解説

誘導作用は、施灸や刺鍼によって血流を目的の部位に誘導する作用です。次の2つに分けられます。

患部誘導法は、患部そのものに施術して、その部位の血管を拡張させ血流を集める方法です。冷えている部位、血行が悪く硬くなっている部位に対して用います。

健部誘導法は、**患部から離れた健康な部位に施術して、患部から血液を移す(引く)**方法です。炎症や充血、うっ血のある部位に対して、患部の血液量を減らす目的で用います。

手足の冷えは、末梢の血流が不足している状態です。したがって、手足そのもの、あるいはその血流を高める部位に施灸して血流を誘導することが目的となり、誘導作用が該当します。正答は3です。実際、三陰交、太渓、湧泉、足三里、八風などへの施灸により、末梢の血流改善が図られます。灸の温熱刺激は、軸索反射によるCGRPの遊離や交感神経活動の調節を介して血管を拡張させると考えられています。

他の選択肢を確認します。

鎮静作用は、異常に亢進した機能を抑える作用で、疼痛、筋けいれん、興奮などに対して用います。

防衛作用は、白血球の増加や食作用の亢進など、生体の防御機能を高める作用です。

矯正作用は、骨格の変位や姿勢の異常を整える作用です。

なお、施灸にあたっては、知覚が低下している部位や血流障害のある部位では熱傷に気づきにくいため、糖尿病性神経障害や末梢動脈疾患のある患者では、温度と時間の管理に特に注意が必要です。

選択肢の確認

1.鎮静作用
誤り。亢進した機能を抑える作用です。

2.防衛作用
誤り。白血球の増加など生体防御を高める作用です。

3.誘導作用
正しい。血流を目的の部位に誘導し、冷えを改善します。

4.矯正作用
誤り。骨格の変位や姿勢の異常を整える作用です。

覚えるポイント

  • 誘導作用=患部誘導法(患部に施術して血流を集める)と健部誘導法(離れた部位に施術して血液を移す)
  • 冷えには患部誘導法。三陰交、太渓、湧泉、足三里などへの施灸。
  • 知覚低下や血流障害のある部位は熱傷に注意
27PM15827PM160
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