27PM81|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午後(科目未分類)
呼吸補助筋はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
呼吸補助筋を問う問題です。通常の呼吸では使わず、努力呼吸のときに動員される筋を選びます。
解説
安静時の吸息は横隔膜と外肋間筋の収縮で行われます。運動時や呼吸器疾患のように換気量を増やす必要があるときには、これらに加えて呼吸補助筋が動員されます。
吸息の補助筋は、胸郭を引き上げて胸腔を広げる筋です。代表が胸鎖乳突筋と斜角筋で、ほかに大胸筋、小胸筋、僧帽筋、前鋸筋、脊柱起立筋などが関与します。胸鎖乳突筋は胸骨柄と鎖骨内側端から起こり乳様突起に停止するため、頭部を固定した状態で収縮すると胸骨と鎖骨を引き上げ、胸郭上部を拡大します。よって正答です。COPDや気管支喘息発作の患者では、胸鎖乳突筋の緊張が目立ち、努力呼吸の指標となります。
呼息の補助筋は、**内肋間筋と腹筋群(腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋)**です。
三角筋は肩関節の外転を行う筋、大菱形筋は肩甲骨を内側上方に引く筋、頭板状筋は頭頸部の伸展と回旋を行う筋であり、いずれも胸郭の拡大には直接働きません。
選択肢の確認
1.三角筋
誤り。肩関節の外転筋で呼吸には関与しません。
2.大菱形筋
誤り。肩甲骨を内側上方へ引く筋です。
3.頭板状筋
誤り。頭頸部の伸展と回旋を行う筋です。
4.胸鎖乳突筋
正しい。斜角筋とともに代表的な吸息補助筋です。
覚えるポイント
- 安静吸息=横隔膜と外肋間筋。
- 吸息補助筋=胸鎖乳突筋、斜角筋(ほかに大胸筋、僧帽筋など)。
- 呼息補助筋=内肋間筋と腹筋群。努力呼吸は呼吸器疾患の重要な所見。