27PM86|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
心臓リハビリテーションにおける運動負荷試験の中止基準として正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
運動負荷試験を中止すべき所見を問う問題です。運動に伴う当然の反応と、危険を示すサインを区別します。
解説
心臓リハビリテーションでは、運動処方を決めるために運動負荷試験を行います。安全に実施するため、中止基準があらかじめ定められています。
中止すべき所見の代表は次のとおりです。チアノーゼ、顔面蒼白、冷汗といった循環不全を示す所見、強い狭心痛、めまい、ふらつき、失神、意識レベルの低下、負荷を上げても収縮期血圧が上昇しない、あるいは低下すること、危険な不整脈(心室頻拍、多源性心室期外収縮、高度房室ブロックなど)、虚血性のST変化、そして患者が中止を希望した場合です。
チアノーゼは、還元ヘモグロビンの増加により口唇や爪床が青紫色になる所見で、低酸素血症や心拍出量の低下を示します。運動によって全身への酸素供給が追いつかなくなったことを意味するため、直ちに中止すべき所見であり、正答です。
一方、疲労、息切れ、筋肉痛は、運動負荷に伴って通常みられる反応です。これらは**自覚的運動強度(ボルグスケール)として評価され、目標強度の設定に使われます。ボルグスケールでは11(楽である)から13(ややきつい)**が目安とされ、17以上や、著しい呼吸困難となれば中止を考慮します。つまり、程度が過度でない限り、それ自体が中止基準になるわけではありません。
選択肢の確認
1.疲労
誤り。運動に伴う通常の反応で、自覚的運動強度として評価します。
2.息切れ
誤り。同様に運動強度の指標であり、直ちに中止する所見ではありません。
3.筋肉痛
誤り。運動に伴う反応で、中止基準そのものではありません。
4.チアノーゼ
正しい。低酸素血症や心拍出量低下を示し、直ちに中止すべき所見です。
覚えるポイント
- 中止基準=チアノーゼ、蒼白、冷汗、狭心痛、めまい・失神、血圧低下、危険な不整脈、虚血性ST変化。
- 疲労、息切れ、筋肉痛は通常の反応で、ボルグスケールで評価。
- 目標強度の目安はボルグ11から13。