27PM97|第27回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第27回午後(科目未分類)
舌診で気陰両虚の所見はどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
舌診の所見を病証に結びつける問題です。舌苔が何を反映するかを理解しているかが要点です。
解説
舌診では、舌質(舌体の色、形、状態)と舌苔(舌の表面の苔)を分けて観察します。舌質は主に臓腑の虚実と気血の状態を、舌苔は主に胃気の状態と邪の性質・深さを反映します。
気陰両虚は、**気虚(元気がない、息切れ、倦怠感、自汗)と陰虚(のぼせ、五心煩熱、盗汗、口や咽の乾き)が併存する状態です。舌苔は胃気と津液によってつくられるため、陰液(津液)が不足すると舌苔が薄くなり、部分的に剥がれ落ちます。これが剥落苔(花剥苔)で、進行すると苔がまったくない鏡面舌(光剥舌)**となります。したがって「舌苔が剥落している」が気陰両虚の所見であり、正答です。舌質は淡紅から紅を呈し、気虚を伴うため胖大や歯痕を伴うこともあります。
舌体が腫れて大きい(胖大舌)のは、脾虚や陽虚により水湿が停滞した状態を示し、しばしば歯痕を伴います。
舌の色が青紫色であるのは、瘀血または寒凝を示します。
舌下静脈の怒張は、瘀血の代表的な所見です。
選択肢の確認
1.舌体が腫れて大きい。
誤り。胖大舌であり、脾虚や陽虚による水湿の停滞を示します。
2.舌苔が剥落している。
正しい。陰液の不足を反映し、気陰両虚でみられます。
3.舌の色が青紫色である。
誤り。瘀血や寒凝を示します。
4.舌下静脈の怒張がある。
誤り。瘀血の所見です。
覚えるポイント
- 舌質=気血と臓腑の虚実、舌苔=胃気と邪の性質・深さ。
- 剥落苔・鏡面舌=陰虚(津液不足)。気虚を伴えば気陰両虚。
- 胖大舌と歯痕=脾虚・水湿、青紫舌と舌下静脈怒張=瘀血。