28AM18|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午前(科目未分類)
背部の筋で正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
背部の筋について、作用、分類、神経支配を横断的に問う問題です。
脊柱起立筋に何が含まれるか、横突棘筋の三つの筋の長短、後頭下筋群の支配神経という、混同しやすい項目が並んでいます。
解説
菱形筋(大菱形筋と小菱形筋)は、椎骨の棘突起から肩甲骨内側縁に向かって斜め下外方に走ります。そのため収縮すると肩甲骨を内側かつ上方へ引きます。肩甲背神経の支配です。
脊柱起立筋は、外側から腸肋筋、最長筋、棘筋の三つを指します。板状筋(頭板状筋・頸板状筋)はこれに含まれません。
後頭下筋群(大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋)は、第1頸神経後枝である後頭下神経の支配です。大後頭神経は第2頸神経後枝で、後頭部の皮膚知覚を担います。
横突棘筋は半棘筋、多裂筋、回旋筋からなり、越える椎骨の数は半棘筋が最も多く、回旋筋が最も短い筋です。
選択肢の確認
1.菱形筋は肩甲骨を上内方に引く。
正しい。走行から、肩甲骨を内側上方へ引く働きをします。
2.板状筋は脊柱起立筋の一つである。
誤り。脊柱起立筋は腸肋筋、最長筋、棘筋の三つで、板状筋は含まれません。
3.後頭下筋群は大後頭神経に支配される。
誤り。後頭下神経(第1頸神経後枝)の支配です。大後頭神経は第2頸神経後枝で知覚を担います。
4.横突棘筋で長さが最も短いのは多裂筋である。
誤り。最も短いのは回旋筋です。
覚えるポイント
- 脊柱起立筋=腸肋筋・最長筋・棘筋(外側から内側の順)。
- 横突棘筋=半棘筋・多裂筋・回旋筋、短い順は回旋筋が最短。
- 後頭下筋群は後頭下神経(C1後枝)支配。
- 菱形筋は肩甲背神経支配で、肩甲骨を上内方に引く。