28AM23|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午前(科目未分類)
下垂体について正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
下垂体の前葉と後葉について、由来、支配、分泌ホルモンを区別する問題です。
前葉=腺性下垂体、後葉=神経性下垂体という言い換えを理解していることが前提になります。
解説
下垂体前葉(腺性下垂体)は、視床下部から分泌される放出ホルモン・抑制ホルモンが下垂体門脈を通って運ばれることで支配されます。前葉からは成長ホルモン、プロラクチン(乳腺刺激ホルモン)、甲状腺刺激ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン、卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモンが分泌されます。
**下垂体後葉(神経性下垂体)**は、視床下部の神経細胞の軸索が伸びてきた部分で、そこからバソプレシン(抗利尿ホルモン)とオキシトシンが放出されます。ホルモンは視床下部でつくられ、神経を通って後葉に運ばれます。
発生では、前葉は口腔の上皮が上に伸びたもの(ラトケ嚢)に由来し、後葉は間脳の底が下に伸びたものに由来します。
選択肢の確認
1.前葉の働きは視床下部の支配を受ける。
正しい。視床下部の放出ホルモンが下垂体門脈を通って前葉に作用します。
2.後葉は乳腺刺激ホルモンを分泌する。
誤り。プロラクチン(乳腺刺激ホルモン)は前葉から分泌されます。後葉はバソプレシンとオキシトシンです。
3.神経性下垂体では下垂体門脈系が形成される。
誤り。下垂体門脈系がみられるのは腺性下垂体(前葉)です。
4.腺性下垂体は胎生期に神経管から独立してできる。
誤り。腺性下垂体は口腔上皮由来(ラトケ嚢)です。神経由来なのは後葉です。
覚えるポイント
- 前葉(腺性下垂体)=口腔上皮由来、下垂体門脈で視床下部の支配を受ける。
- 後葉(神経性下垂体)=間脳由来、バソプレシンとオキシトシンを放出する。
- 乳汁産生はプロラクチン(前葉)、射乳はオキシトシン(後葉)。
- 前葉ホルモンは六つを覚える。