28AM29|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午前(科目未分類)
呼吸運動を促進するのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
呼吸調節の仕組みを問う問題です。
呼吸を促進する方向に働く刺激と、抑制する方向に働く刺激を区別します。末梢化学受容器が何に反応するかが鍵になります。
解説
大動脈小体と頸動脈小体は末梢化学受容器で、動脈血の酸素分圧の低下、二酸化炭素分圧の上昇、水素イオン濃度の上昇によって興奮します。その情報は迷走神経と舌咽神経を通って延髄の呼吸中枢に伝わり、呼吸を促進します。したがって大動脈小体の興奮は呼吸運動を促進します。
一方、延髄にある中枢化学受容器は主に脳脊髄液の二酸化炭素分圧と水素イオン濃度の上昇に反応します。
血中水素イオン濃度が減少すればアルカリ側に傾くため呼吸は抑制され、血中酸素分圧が増加しても化学受容器の刺激は弱まり呼吸は促進されません。体温の低下も代謝が下がるため呼吸を抑制する方向に働きます。
選択肢の確認
1.体温の低下
誤り。代謝が低下し呼吸は抑制方向に働きます。体温の上昇が呼吸を促進します。
2.血中水素イオン濃度の減少
誤り。アルカリ側に傾くため呼吸は抑制されます。水素イオン濃度の上昇が呼吸を促進します。
3.血中酸素分圧の増加
誤り。化学受容器への刺激が弱まり、呼吸は促進されません。低下が促進因子です。
4.大動脈小体の興奮
正しい。末梢化学受容器の興奮は呼吸中枢を刺激し、呼吸運動を促進します。
覚えるポイント
- 末梢化学受容器(頸動脈小体・大動脈小体)=酸素分圧低下に鋭敏。
- 中枢化学受容器(延髄)=二酸化炭素分圧と水素イオン濃度の上昇に反応。
- 呼吸促進因子=低酸素、高二酸化炭素、アシドーシス、体温上昇。
- 呼吸中枢は延髄にある。