28AM37|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午前(科目未分類)
免疫系の細胞について正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
免疫担当細胞それぞれの役割を区別する問題です。
貪食するのは誰か、抗体をつくるのは誰か、助けるのは誰か、という役割分担を整理します。
解説
B細胞は抗原の刺激とヘルパーT細胞の助けを受けて増殖し、**形質細胞(抗体産生細胞)**に分化して抗体を大量に産生します。一部は記憶B細胞となり、次に同じ抗原が入ったときに速やかに反応します。これが液性免疫の中心です。
ヘルパーT細胞は、抗原提示細胞から情報を受け取り、サイトカインを出してB細胞やキラーT細胞、マクロファージを活性化する司令塔で、自ら貪食はしません。
キラーT細胞(細胞傷害性T細胞)は、ウイルス感染細胞や腫瘍細胞を直接攻撃する細胞で、B細胞を助ける役ではありません。
NK細胞は自然免疫に属し、感作なしにウイルス感染細胞や腫瘍細胞を傷害します。ヒスタミンを放出するのは肥満細胞や好塩基球です。
選択肢の確認
1.ヘルパーT細胞は異物を貪食する。
誤り。貪食するのは好中球やマクロファージです。ヘルパーT細胞はサイトカインによる調節役です。
2.キラーT細胞はB細胞の分裂を助ける。
誤り。B細胞を助けるのはヘルパーT細胞です。キラーT細胞は標的細胞を直接傷害します。
3.B細胞は形質細胞に分化する。
正しい。形質細胞となって抗体を産生します。
4.NK細胞はヒスタミンを分泌する。
誤り。ヒスタミンを放出するのは肥満細胞や好塩基球です。
覚えるポイント
- B細胞→形質細胞→抗体産生が液性免疫の流れ。
- ヘルパーT細胞は司令塔、キラーT細胞は感染細胞を直接攻撃。
- NK細胞は自然免疫で、あらかじめの感作を必要としない。
- 貪食はマクロファージ、好中球、樹状細胞が担う。