28AM39|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午前(科目未分類)
慢性肺うっ血の原因はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
うっ血がどこに起こるかを、心不全の左右で区別する問題です。
血液が滞る場所は、ポンプが弱った側の「手前」です。この考え方で判断します。
解説
左心不全では、左心室のポンプ機能が低下して左心房圧が上がり、その手前にある肺静脈と肺の毛細血管に血液が滞ります。これが肺うっ血であり、慢性化すると労作時呼吸困難、起座呼吸、発作性夜間呼吸困難などが現れます。慢性肺うっ血では、肺胞内に含鉄血黄素を貪食したマクロファージ(心不全細胞)がみられます。
一方、右心不全では体循環系にうっ血が生じ、頸静脈怒張、肝腫大(うっ血肝)、下腿浮腫、腹水などが現れます。
肝硬変は門脈圧亢進による腹水や食道静脈瘤を、消化管出血や広範な熱傷は循環血液量の減少によるショックを起こしますが、いずれも慢性肺うっ血の原因ではありません。
選択肢の確認
1.左心不全
正しい。左心房圧の上昇により肺静脈系がうっ滞し、肺うっ血をきたします。
2.肝硬変
誤り。門脈圧亢進により腹水、脾腫、側副血行路の発達を生じます。
3.消化管出血
誤り。循環血液量が減少し、出血性ショックの原因となります。
4.広範な熱傷
誤り。血漿成分の喪失により循環血液量減少性ショックを起こします。
覚えるポイント
- 左心不全→肺うっ血(呼吸困難、起座呼吸)。
- 右心不全→体循環うっ血(頸静脈怒張、肝腫大、下腿浮腫)。
- 慢性肺うっ血では心不全細胞がみられる。
- うっ血は「弱ったポンプの手前」に起こると考える。