28AM49|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午前(科目未分類)
疾患と視診所見の組合せで誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
内分泌疾患の視診所見を問う問題です。
「誤っているのはどれか」という問い方なので、正しい組合せを消していきます。特徴的な外見の変化は国試で繰り返し問われます。
解説
バセドウ病の特徴的な眼所見は眼球突出と眼裂開大であり、眉弓部(眉毛の下の骨の隆起)が突出するわけではありません。眉弓部の突出は、成長ホルモンの過剰による先端巨大症でみられる所見です。したがってこの組合せが誤りです。
アジソン病(慢性副腎皮質機能低下症)では、コルチゾール低下による副腎皮質刺激ホルモンの上昇で皮膚や粘膜の色素沈着が起こり、副腎性アンドロゲンの低下により女性では腋毛・恥毛の脱落がみられます。
クッシング病(症候群)では、中心性肥満、満月様顔貌、後頸部から肩にかけての脂肪沈着(水牛様脂肪沈着)、皮膚線条などが現れます。
甲状腺機能低下症では、皮膚の乾燥、粘液水腫、眉毛の外側3分の1の脱落がみられます。
選択肢の確認
1.アジソン病-恥毛脱落
正しい組合せです。副腎性アンドロゲンの低下により、女性で腋毛・恥毛の脱落がみられます。
2.バセドウ病-眉弓部突出
誤った組合せであり、これが正答です。バセドウ病の特徴は眼球突出であり、眉弓部の突出は先端巨大症の所見です。
3.クッシング病-水牛様脂質沈着
正しい組合せです。後頸部から肩にかけての脂肪沈着がみられます。
4.甲状腺機能低下症-眉毛外側1/3脱落
正しい組合せです。皮膚の乾燥や粘液水腫とともにみられます。
覚えるポイント
- バセドウ病=眼球突出、頻脈、甲状腺腫(メルセブルクの三徴)。
- 先端巨大症=眉弓部・下顎の突出、手足の肥大、巨大舌。
- クッシング症候群=中心性肥満、満月様顔貌、水牛様脂肪沈着、皮膚線条。
- アジソン病=色素沈着、低血圧、易疲労、体重減少。