28AM53|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午前(科目未分類)
腹部触診について正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
腹部診察の手順を問う問題です。
腹部では、触診や打診を先に行うと腸蠕動音が変化してしまうため、通常とは異なる順序をとります。この点と、痛い場所をいつ触るかが問われています。
解説
腹部の診察は、視診→聴診→打診→触診の順に行います。触診や打診を先にすると腸管が刺激され、腸蠕動音が変化して正しい評価ができなくなるためです。
触診では、まず手のひら全体を使って浅く柔らかく触れ、腹壁の緊張、圧痛の有無、表面の異常を確かめます。その後に深い触診へ進み、臓器の大きさや腫瘤を調べます。最初から強く押すと患者が緊張して腹壁が硬くなり、所見が取りにくくなります。
痛みのある部位は最後に触れるのが原則です。先に痛い場所を押すと、患者が身構えてしまい、他の部位の評価が難しくなります。
また、体位を変えることで所見が明らかになることがあり、膝を立てて腹壁を弛緩させる、側臥位にするなどの工夫を行います。
選択肢の確認
1.聴診より先に行う。
誤り。腹部では聴診を触診より先に行います。
2.最初は柔らかく触れる。
正しい。浅い触診から始め、徐々に深い触診へ進みます。
3.疼痛部位を最初に触れる。
誤り。疼痛部位は最後に触れます。
4.体位変換は必要ない。
誤り。膝を立てる、側臥位にするなどの工夫が有用です。
覚えるポイント
- 腹部診察の順序=視診→聴診→打診→触診。
- 触診は浅い触診から深い触診へ。
- 疼痛部位は最後に触れる。
- 膝を立てて腹壁を弛緩させると触診しやすくなる。