28AM56第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第28回午前(科目未分類)

「58歳の男性。2年前から右手の振戦が出現、後に動作が緩慢になってきた。急に狭くなる場所では足が前に出ない。」歩行介助で最も適切なのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

この問題のポイント

パーキンソン病のすくみ足に対する歩行介助を問う問題です。

58歳、2年前からの片側の振戦、動作緩慢、狭い場所で足が出ない、という記載から病態をつかみ、外的な合図(手がかり)の有効性を考えます。

解説

片側から始まる安静時振戦、動作緩慢(無動)、狭い場所や方向転換で足が出なくなるすくみ足は、パーキンソン病に典型的な症状です。すくみ足は大脳基底核の障害により、内的にリズムを生み出して歩行を開始・維持することが難しくなるために起こります。

このとき有効なのが**外的な手がかり(キューイング)**です。メトロノームの音でリズムをとる、床にテープで横線を引いてまたがせる、介助者が号令をかけるといった方法で、外からリズムや目標を与えると足が出やすくなります。

一方、速すぎるテンポは歩行を乱し、突進現象や転倒につながる恐れがあります。歩行中に積極的に会話をすると、注意が分散して二重課題となり、すくみが悪化しやすくなります。静かに見守るだけでは、すくみ足そのものへの対応になりません。

選択肢の確認

1.静かに見守る。
誤り。転倒の危険がある状況であり、すくみ足への具体的な対応になりません。

2.積極的に会話する。
誤り。注意が分散して二重課題となり、すくみ足が悪化しやすくなります。

3.速いテンポの音楽を流す。
誤り。歩行のリズムに合わないテンポは、突進現象や転倒を招く恐れがあります。

4.メトロノームでリズムをとる。
正しい。外的な聴覚の手がかりを与えることで、すくみ足が改善しやすくなります。

覚えるポイント

  • パーキンソン病の四大症状=安静時振戦、筋強剛、無動、姿勢反射障害
  • すくみ足には視覚や聴覚の**外的手がかり(キューイング)**が有効。
  • 二重課題(会話しながらの歩行)はすくみを悪化させる。
  • 突進現象と姿勢反射障害により転倒リスクが高い。
28AM5528AM57
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)