28AM57|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午前(科目未分類)
白血病についてウイルスが原因で日本の西南地方に多いのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
白血病の分類と原因を結び付ける問題です。
ウイルスが原因と分かっている白血病は限られています。地域集積性という手がかりも合わせて判断します。
解説
**成人T細胞白血病(ATL)**は、HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)の感染により起こります。日本では九州、沖縄をはじめとする西南日本にキャリアが多いことが知られています。
感染経路は主に母乳を介した母子感染で、ほかに性行為や輸血があります。感染しても発症するのはごく一部で、数十年の長い潜伏期間を経て中高年に発症します。症状としてリンパ節腫脹、肝脾腫、皮膚病変、高カルシウム血症などがみられます。
慢性骨髄性白血病はフィラデルフィア染色体という染色体転座が原因、急性骨髄性白血病と急性リンパ性白血病は多くが原因不明で、放射線や化学物質、染色体異常などが関与します。いずれもウイルスが直接の原因ではありません。
選択肢の確認
1.成人T細胞白血病
正しい。HTLV-1の感染により発症し、九州・沖縄など西南日本に多くみられます。
2.慢性骨髄性白血病
誤り。フィラデルフィア染色体(BCR-ABL融合遺伝子)が関与します。
3.急性骨髄性白血病
誤り。放射線や化学物質などが関与しますが、ウイルスが原因の代表ではありません。
4.急性リンパ性白血病
誤り。小児に多い白血病ですが、ウイルスが直接の原因ではありません。
覚えるポイント
- 成人T細胞白血病=HTLV-1、西南日本に多い、母乳を介した母子感染が主。
- 慢性骨髄性白血病=フィラデルフィア染色体。
- 小児で最も多い白血病は急性リンパ性白血病。
- 成人T細胞白血病では高カルシウム血症を伴うことがある。