28AM63|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午前(科目未分類)
自己免疫機序が関与しないのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
貧血の成因に自己免疫が関わるかどうかを問う問題です。
栄養素の不足によるものと、免疫が自分の細胞や因子を攻撃するものを区別します。
解説
鉄欠乏性貧血は、鉄の摂取不足、吸収障害、慢性の出血(月経過多、消化管出血)により鉄が不足して起こる貧血です。ヘモグロビン合成が障害され、小球性低色素性貧血となります。成因は鉄の不足であり、自己免疫機序は関与しません。
悪性貧血は、胃の壁細胞や内因子に対する自己抗体により内因子が不足し、ビタミンB12の吸収が障害されて起こる巨赤芽球性貧血で、自己免疫機序が関わります。
自己免疫性溶血性貧血は、赤血球に対する自己抗体により赤血球が破壊される貧血です。
再生不良性貧血の多くは、造血幹細胞に対する免疫学的な機序が関与すると考えられており、免疫抑制療法が有効な例があります。
選択肢の確認
1.悪性貧血
誤り。抗内因子抗体や抗胃壁細胞抗体による自己免疫機序が関与します。
2.溶血性貧血
誤り。自己免疫性溶血性貧血では赤血球に対する自己抗体が関与します。
3.鉄欠乏性貧血
正しい。鉄の不足が原因であり、自己免疫機序は関与しません。
4.再生不良性貧血
誤り。造血幹細胞に対する免疫学的機序の関与が考えられています。
覚えるポイント
- 鉄欠乏性貧血=小球性低色素性、原因は出血や摂取不足、血清フェリチン低下。
- 悪性貧血=ビタミンB12欠乏、大球性、自己免疫機序、神経症状を伴う。
- 自己免疫性溶血性貧血=赤血球への自己抗体、黄疸や脾腫を伴う。
- 再生不良性貧血=汎血球減少、網赤血球減少。