28AM65|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午前(科目未分類)
続発性脂質異常症の診断に有用でないのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
続発性(二次性)脂質異常症の原因検索に役立つ検査を問う問題です。
脂質異常症を起こす基礎疾患には何があるかを思い出し、それを調べる項目かどうかで判断します。
解説
続発性脂質異常症は、他の疾患や状態が原因となって生じる脂質異常症です。代表的な原因として、肥満、糖尿病、甲状腺機能低下症、ネフローゼ症候群、閉塞性肝疾患、慢性腎臓病、アルコール多飲、副腎皮質ステロイド薬などの薬剤があります。
したがって、肥満度(体格指数)の評価、糖尿病を反映するHbA1c、甲状腺機能を反映する甲状腺ホルモン値は、いずれも原因検索に有用です。
一方、血尿は糸球体腎炎や尿路の出血を示唆する所見であり、脂質異常症の原因検索の指標にはなりません。腎疾患のうち脂質異常症をきたすのはネフローゼ症候群ですが、その特徴は高度の蛋白尿であって血尿ではありません。
選択肢の確認
1.肥満度
誤り(有用である)。肥満は続発性脂質異常症の代表的な原因です。
2.血尿の有無
正しい。脂質異常症の原因検索の指標にはなりません。これが正答です。
3.HbA1c
誤り(有用である)。糖尿病の評価に用い、糖尿病は続発性脂質異常症の原因となります。
4.甲状腺ホルモン値
誤り(有用である)。甲状腺機能低下症はコレステロール上昇の原因となります。
覚えるポイント
- 続発性脂質異常症の原因=肥満、糖尿病、甲状腺機能低下症、ネフローゼ症候群、薬剤。
- ネフローゼ症候群の特徴は高度蛋白尿、低アルブミン血症、浮腫、脂質異常症。
- 甲状腺機能低下症ではLDLコレステロールが上昇する。
- 血尿は糸球体腎炎や尿路病変を示唆する所見。