28AM70|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午前(科目未分類)
潰瘍性大腸炎の特徴で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
潰瘍性大腸炎とクローン病の違いを問う頻出問題です。
病変の広がり方、深さ、好発部位、合併症の四つで対比して覚えます。
解説
潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜から粘膜下層に炎症が限られ、直腸から始まって連続的に口側(上行方向)へ広がるのが特徴です。血便、粘血便、腹痛、下痢が主な症状で、進行すると鉛管状大腸などの像を呈します。
これに対しクローン病は、口から肛門まで消化管のどこにでも病変が生じ、病変が飛び飛びに現れる非連続性(skip lesion)であり、炎症が全層性に及びます。回盲部に好発し、縦走潰瘍、敷石像がみられ、痔瘻や肛門病変の合併が多い点も特徴です。
したがって、直腸から口側へ連続的に広がるという記述が潰瘍性大腸炎の特徴として正しく、他の三つはクローン病の特徴にあたります。
選択肢の確認
1.大腸壁の全層に炎症を起こす。
誤り。全層性の炎症はクローン病の特徴です。潰瘍性大腸炎は粘膜から粘膜下層にとどまります。
2.痔瘻合併の頻度が高い。
誤り。痔瘻や肛門病変の合併はクローン病で多くみられます。
3.直腸から口側へと病変が連続する。
正しい。潰瘍性大腸炎の典型的な広がり方です。
4.回盲部に好発する。
誤り。回盲部好発はクローン病の特徴です。
覚えるポイント
- 潰瘍性大腸炎=直腸から連続性、粘膜〜粘膜下層、血便が主症状。
- クローン病=口から肛門まで、非連続性、全層性、回盲部好発、縦走潰瘍と敷石像、痔瘻。
- どちらも指定難病で、若年に発症し寛解と再燃を繰り返す。
- 潰瘍性大腸炎では長期経過例で大腸癌のリスクが上がる。