28AM76|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午前(科目未分類)
「35歳の女性看護師。皮膚の黄染、全身倦怠感にて受診。針刺しの既往がある。肝炎ウイルスマーカーでは、HCV抗体陽性、HCV-RNA陽性で、他は陰性であった。」本疾患に合併する悪性腫瘍で上昇する腫瘍マーカーはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
C型肝炎の経過で問題となる悪性腫瘍と、その腫瘍マーカーを結び付ける問題です。
HCV抗体陽性かつHCV-RNA陽性という所見から持続感染と判断し、その先に何が起こるかを考えます。
解説
C型肝炎ウイルスの持続感染は、慢性肝炎から肝硬変へ進み、肝細胞癌を合併する経過をたどることがあります。日本の肝細胞癌ではC型肝炎ウイルス感染を背景とする例が長く多数を占めてきました。
肝細胞癌の腫瘍マーカーとして代表的なのが**AFP(α-フェトプロテイン)**です。胎児期に肝臓でつくられる蛋白で、肝細胞癌で上昇します。ほかにPIVKA-IIも用いられます。
CA125は卵巣癌、SCC(扁平上皮癌関連抗原)は子宮頸癌や食道癌など扁平上皮癌、CEAは大腸癌をはじめとする消化器の腺癌で上昇する代表的なマーカーです。
選択肢の確認
1.CA125
誤り。卵巣癌で上昇する代表的な腫瘍マーカーです。
2.SCC
誤り。扁平上皮癌(子宮頸癌、食道癌、肺の扁平上皮癌など)で上昇します。
3.CEA
誤り。大腸癌など消化器の腺癌で上昇します。
4.AFP
正しい。肝細胞癌の代表的な腫瘍マーカーです。
覚えるポイント
- 肝細胞癌=AFP、PIVKA-II。
- 大腸癌など消化器腺癌=CEA、膵癌・胆道癌=CA19-9。
- 卵巣癌=CA125、前立腺癌=PSA、扁平上皮癌=SCC。
- C型肝炎の経過=慢性肝炎→肝硬変→肝細胞癌。