28AM78|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午前(科目未分類)
「83歳の女性、昨夜から左膝痛と38℃の発熱が出現した。左膝関節に熱感、腫脹および膝蓋跳動を認める。関節液の偏光顕微鏡観察で異常を認めた。」本症例に特徴的な単純エックス線所見はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
偽痛風のエックス線所見を問う問題です。
83歳女性の急性膝関節炎で、関節液の偏光顕微鏡に異常があることから結晶性関節炎を考え、その画像所見を選びます。
解説
偽痛風では、ピロリン酸カルシウム二水和物の結晶が関節軟骨や線維軟骨に沈着します。膝では線維軟骨である半月板に沈着しやすく、単純エックス線で半月板の石灰化として線状に描出されます。関節軟骨の石灰化と合わせて軟骨石灰化症とも呼ばれ、偽痛風を強く示唆する所見です。
骨棘形成と関節裂隙の狭小化は、変形性膝関節症でみられる代表的な所見です。荷重により内側の裂隙が狭くなり、辺縁に骨棘ができます。
骨びらんは関節リウマチなどで、滑膜の増殖により骨が侵食されて生じる所見です。
選択肢の確認
1.骨棘形成
誤り。変形性関節症でみられる所見です。
2.関節裂隙狭小化
誤り。変形性関節症や関節リウマチで進行に伴ってみられる所見です。
3.骨びらん
誤り。関節リウマチなどの滑膜炎による骨破壊の所見です。
4.半月板石灰化
正しい。ピロリン酸カルシウムの沈着による所見で、偽痛風に特徴的です。
覚えるポイント
- 偽痛風=半月板や関節軟骨の石灰化(軟骨石灰化症)。
- 変形性関節症=骨棘形成、関節裂隙狭小化、軟骨下骨硬化。
- 関節リウマチ=骨びらん、傍関節性骨萎縮、関節裂隙狭小化。
- 画像所見から疾患を逆引きできるようにしておく。