28AM80|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午前(科目未分類)
「60歳の男性。高血圧にて内服加療中。2日前から38℃の発熱、昨日から嘔吐と頭部全体の痛みがある。意識レベルはJCSで1-1、血圧は178/90mmHgである。」本症例で確認すべき所見はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
髄膜刺激徴候の診かたを問う問題です。
60歳男性の発熱、頭痛、嘔吐、意識障害という経過から髄膜炎を疑い、それを裏づける身体所見を選びます。
解説
髄膜炎が疑われるときに確認すべきなのが髄膜刺激徴候です。代表的なものに、項部硬直(頸部を前屈させると抵抗がある)、ケルニッヒ徴候、ブルジンスキー徴候があります。
ケルニッヒ徴候は、仰臥位で股関節と膝関節をそれぞれ90度に屈曲させた状態から膝を伸展させようとすると、抵抗と痛みのため十分に伸ばせない現象です。炎症を起こした髄膜が神経根の牽引によって刺激されるために起こります。髄膜炎のほか、くも膜下出血でも陽性となります。
ホルネル徴候(縮瞳、眼瞼下垂、眼裂狭小、発汗低下)は交感神経経路の障害を示す所見です。バレー徴候は軽度の運動麻痺を検出する検査です。ロンベルグ徴候は閉眼で動揺が強まる現象で、深部感覚障害を示します。いずれも髄膜刺激徴候ではありません。
選択肢の確認
1.ケルニッヒ徴候
正しい。髄膜刺激徴候の一つで、髄膜炎やくも膜下出血で陽性となります。
2.ホルネル徴候
誤り。交感神経経路の障害を示す所見です。
3.バレー徴候
誤り。軽度の運動麻痺を検出するための検査です。
4.ロンベルグ徴候
誤り。深部感覚障害による平衡障害を示す所見です。
覚えるポイント
- 髄膜刺激徴候=項部硬直、ケルニッヒ徴候、ブルジンスキー徴候。
- 陽性となる代表疾患=髄膜炎、くも膜下出血。
- ホルネル徴候=交感神経障害、ロンベルグ徴候=深部感覚障害。
- 発熱+頭痛+項部硬直をみたら緊急性を考えて医療機関へつなぐ。