28PM107|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)
胸背部の打診法で清音が聴取される部位に位置する経穴はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
打診音と体表の位置関係を、経穴の部位に結び付ける問題です。
清音は含気量の多い肺の上で聴かれます。したがって「肺野の上にある経穴」を選びます。
解説
打診音は、含気量の多い肺野で清音、心臓や肝臓など実質臓器や筋の厚い部位で濁音(絶対濁音)、胃や腸管でガスが多い部位で鼓音となります。
屋翳は足の陽明胃経の経穴で、前胸部の第2肋間、前正中線の外方4寸に取ります。この位置は前胸部の肺野の上にあたり、打診では清音が得られる代表的な部位です。
膻中は前正中線上の第4肋間の高さにあり、胸骨上で心臓の前面にあたるため、清音を得る典型的な部位ではありません。
中府は鎖骨下窩の外側で、前正中線の外方6寸、第1肋間の高さにあり、肩に近い位置にあります。前胸部の肺野で清音を確認する部位としては屋翳のほうが適切です。
章門は側腹部の第11肋骨端下方にあり、肝臓や脾臓に近く、清音を得る部位ではありません。
選択肢の確認
1.膻中
誤り。前正中線上、第4肋間の高さで胸骨と心臓の前面にあたります。
2.屋翳
正しい。第2肋間、前正中線の外方4寸にあり、前胸部の肺野の上に位置します。
3.中府
誤り。鎖骨下窩の外側にあり、前胸部の肺野で清音を確認する典型的な部位ではありません。
4.章門
誤り。側腹部の第11肋骨端下方にあり、肝や脾に近い部位です。
覚えるポイント
- 打診音=肺野は清音、実質臓器は濁音、消化管ガスは鼓音。
- 屋翳=第2肋間、前正中線の外方4寸(胃経)。
- 膻中=第4肋間の高さ、前正中線上(任脈、気会)。
- 胸部の経穴に刺鍼する際は、肺と胸膜の損傷を避け深刺しない。