28PM115|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)
「治未病」について誤っているのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
治未病という東洋医学の基本概念について、誤った記述を選ぶ問題です。
未病を治すには「発病前の予防」と「伝変の予防」という二つの側面があります。この内容を正確に押さえます。
解説
治未病には大きく二つの意味があります。
一つは未病先防で、病気になる前に養生して発病を防ぐこと、また病の兆しを見つけたら早期に治療を始めることです。治療の時機(タイミング)を逃さないという配慮もここに含まれます。
もう一つは既病防変で、すでに発病している場合に、他の臓腑への伝変を防ぐことです。この考え方の代表が「肝の病を見れば、肝は脾に伝わることを知り、まず脾を実せよ」という記述です。これは五行の相剋関係に基づき、剋される側の臓をあらかじめ補って伝変を防ぐという意味です。
したがって、母にあたる臓の治療に重点を置くという記述は治未病の内容として誤りです。母子関係に基づく補瀉は、難経六十九難の「虚すれば母を補い、実すれば子を瀉す」という別の治療法則です。
選択肢の確認
1.病気になる前の予防に重点を置く。
正しい記述です。未病先防にあたります。
2.治療すべきタイミングに配慮する。
正しい記述です。時機を逃さないことが重視されます。
3.病の兆しを見つけたら早期に治療を開始することに重点を置く。
正しい記述です。早期発見・早期治療の考え方にあたります。
4.五臓の病があれば、その母にあたる臓の治療に重点を置く。
誤った記述であり、これが正答です。治未病では、相剋関係で伝わる先の臓をあらかじめ補います。
覚えるポイント
- 治未病=未病先防(発病予防)と既病防変(伝変予防)。
- 代表句=「肝の病を見れば、まず脾を実せよ」(相剋の伝変を防ぐ)。
- 母子関係の補瀉は難経六十九難の法則で、別の考え方。
- 養生と早期治療は治未病の中心的な内容である。