28PM116第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)

着痺に対して補瀉を考えて刺鍼する場合の適切な手法はどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

着痺(湿痺)の性質を判断し、それに応じた補瀉の手法を選ぶ問題です。

痺証は邪の侵入による実証であるため、瀉法にあたる手技を選びます。

解説

痺証は、風・寒・湿の邪が経絡に侵入して気血の流れを妨げ、痛みやしびれ、重だるさを生じる病証です。このうち**着痺(湿痺)**は湿邪が主となるもので、患部の重だるさ、腫れぼったさ、痛む場所が移動しないことを特徴とします。

湿邪という邪実が存在するため、治療は瀉法を用います。

呼吸に合わせた補瀉(呼吸補瀉)では、呼気時に刺入し吸気時に抜くのが補法吸気時に刺入し呼気時に抜くのが瀉法です。したがって瀉法にあたるのは「吸気時に刺入し、呼気時に抜く」です。

抜鍼後に鍼孔を閉じるのは開闔補瀉の補法、鍼孔を閉じないのが瀉法です。浅く入れて後に深くするのは徐疾補瀉の補法、深く入れて後に浅くするのが瀉法です。経絡の流注方向に沿って刺入する(随)のは迎随補瀉の補法、流注に逆らって刺入する(迎)のが瀉法です。

選択肢の確認

1.抜鍼後に鍼孔を閉じる。
誤り。開闔補瀉における補法にあたります。

2.浅く入れ、後に深くする。
誤り。徐疾補瀉における補法にあたります。

3.吸気時に刺入し、呼気時に抜く。
正しい。呼吸補瀉における瀉法にあたり、実証である着痺に適します。

4.経絡の流注方向に沿って刺入する。
誤り。迎随補瀉における補法(随)にあたります。

覚えるポイント

  • 痺証=行痺(風)、痛痺(寒)、着痺(湿)、いずれも邪実で瀉法が基本。
  • 呼吸補瀉=呼気で刺入し吸気で抜くのが補、吸気で刺入し呼気で抜くのが瀉。
  • 開闔補瀉=鍼孔を閉じるのが補、閉じないのが瀉。
  • 徐疾補瀉=浅→深が補、深→浅が瀉。迎随補瀉=流注に沿うのが補、逆らうのが瀉。
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