28PM122|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)
次の文で示す症例の治療穴として太衝とともに用いる原穴はどれか。「49歳の女性。半年ほど前から、めまい、顔のほてりが起こりやすく、汗が出やすい。腰や膝がだるく、力が入らない。閉経している。舌質紅、脈細数。」
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
肝腎陰虚の病証を読み取り、太衝と組み合わせる原穴を選ぶ問題です。
49歳女性、閉経、めまい、顔のほてり、汗が出やすい、腰膝がだるく力が入らない、舌質紅、脈細数という所見をまとめます。
解説
腰や膝がだるく力が入らないことは腎の虚を示す代表的な所見です。めまいと顔のほてり、舌質紅、脈細数は陰虚による虚熱を示します。閉経の時期であることも腎精の衰えを裏づけます。
一方、めまいは肝陰の不足により肝陽が相対的に亢進した結果としても現れます。肝と腎は「肝腎同源(乙癸同源)」といわれ、互いに影響します。全体として肝腎陰虚の病証と考えられます。
太衝は足の厥陰肝経の原穴であり、これと組み合わせるべきは腎の原穴です。足の少陰腎経の原穴は太渓であり、内果尖とアキレス腱の間の陥凹部に取ります。
太白は脾経の原穴、大陵は心包経の原穴、太淵は肺経の原穴で、いずれもこの病証の中心ではありません。
選択肢の確認
1.太白
誤り。脾経の原穴で、脾の失調に用います。
2.太渓
正しい。腎経の原穴であり、肝腎陰虚に対して太衝とともに用いるのに適します。
3.大陵
誤り。心包経の原穴です。
4.太淵
誤り。肺経の原穴かつ脈会です。
覚えるポイント
- 肝腎陰虚=腰膝がだるい、めまい、ほてり、寝汗、舌質紅、脈細数。
- 太渓=腎経の原穴、内果尖とアキレス腱の間。
- 太衝=肝経の原穴、第1・第2中足骨間の後方陥凹部。
- 肝と腎は肝腎同源の関係にある。