28PM133|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)
徒手検査法の陽性所見と罹患筋への治療穴との組合せで適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
徒手検査で示される病態と、その罹患部位に対応する経穴を結び付ける問題です。
検査名から障害されている組織を思い出し、その部位にある経穴を選びます。
解説
グラスピングテストは、腸脛靱帯を大腿骨外側上顆の部位でつまむように圧迫しながら膝を屈伸させ、痛みが誘発されれば陽性となる検査で、**腸脛靱帯炎(ランナー膝)**を示します。
膝陽関は足の少陽胆経の経穴で、大腿骨外側上顆の後上方、腸脛靱帯と大腿二頭筋腱の間の陥凹部に取ります。まさに腸脛靱帯炎の局所にあたるため、この組合せが適切です。
トンプソンテストは、腹臥位で下腿三頭筋を握って足関節の底屈が起こらなければ陽性となり、アキレス腱断裂を示します。罹患部位は下腿後面であり、豊隆(下腿前外側の胃経の絡穴)は対応しません。
トムゼンテストは手関節背屈への抵抗で外側上顆部に痛みが出る検査で、上腕骨外側上顆炎を示します。罹患筋は前腕伸筋群であり、支正(前腕後内側の小腸経の絡穴)は対応しません。
足関節内反ストレステストは足関節外側の靱帯損傷を評価する検査で、内側にある照海とは部位が合いません。
選択肢の確認
1.トンプソンテスト-豊隆
誤り。アキレス腱断裂に対して、豊隆は下腿前外側にあり部位が合いません。
2.トムゼンテスト-支正
誤り。上腕骨外側上顆炎に対して、支正は前腕後内側にあり部位が合いません。
3.足関節内反ストレステスト-照海
誤り。障害されるのは足関節外側であり、照海は内果の下方にあります。
4.グラスピングテスト-膝陽関
正しい。腸脛靱帯炎の局所にあたる経穴です。
覚えるポイント
- グラスピングテスト=腸脛靱帯炎、膝陽関は大腿骨外側上顆の後上方。
- トンプソンテスト=アキレス腱断裂。
- トムゼンテスト、チェアテスト、中指伸展テスト=上腕骨外側上顆炎。
- 検査名から障害部位を出し、その部位の経穴を選ぶ手順で解く。