28PM134第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)

次の文で示す患者の罹患筋に対する治療穴として最も適切なのはどれか。「20歳の男性。ラグビーで反復性の肩関節脱臼を起こしている。先日、脱臼して整復されたが、肩の外側にしびれと筋の脱力感による挙上制限がみられた。」

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

肩関節脱臼に合併する神経障害を推定し、罹患筋への治療穴を選ぶ問題です。

20歳男性、反復性肩関節脱臼、整復後の肩外側のしびれ、筋の脱力による挙上制限、という所見に注目します。

解説

肩関節前方脱臼では、上腕骨頭が前下方に移動する際に腋窩神経が牽引・圧迫されて損傷することがあります。腋窩神経は三角筋の運動と、肩の外側の皮膚知覚を担います。

したがって、肩外側のしびれ(知覚障害)と、三角筋の脱力による挙上制限という所見は、腋窩神経麻痺として整合します。

罹患筋である三角筋への治療穴として適切なのは臂臑です。臂臑は手の陽明大腸経の経穴で、上腕外側の三角筋前縁、曲池の上方7寸に取ります。

巨骨は大腸経の経穴で鎖骨の肩峰端と肩甲棘の間にあり、僧帽筋や棘上筋に関係します。秉風は小腸経の経穴で棘上窩にあり棘上筋の部位です。天宗は小腸経の経穴で棘下窩にあり棘下筋の部位です。

選択肢の確認

1.巨骨
誤り。鎖骨肩峰端と肩甲棘の間にあり、僧帽筋や棘上筋に関係します。

2.秉風
誤り。棘上窩にあり、棘上筋の部位です。

3.臂臑
正しい。三角筋前縁にあり、三角筋への治療穴として適切です。

4.天宗
誤り。棘下窩にあり、棘下筋の部位です。

覚えるポイント

  • 肩関節前方脱臼=腋窩神経麻痺を合併しうる(三角筋麻痺と肩外側の知覚障害)。
  • 臂臑=三角筋前縁、曲池の上7寸。
  • 肩関節脱臼で最も多いのは前方(烏口下)脱臼
  • 反復性脱臼では関節唇や関節包の損傷が背景にある。
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