28PM139|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)
「18歳の男性。主訴は頭痛。7日前に薄着で体が冷え、その日の夜から悪寒、発熱頭痛を自覚し、風邪薬を飲んでも完治しない。咳と痰はなく、汗をかきやすい。舌は薄白苔、脈は浮緩。」病証として最も適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
外感病の表証を、虚実に分けて判断する問題です。
18歳男性、薄着で冷えた後の悪寒・発熱・頭痛、咳や痰はなし、汗をかきやすい、舌は薄白苔、脈は浮緩という所見に注目します。
解説
悪寒と発熱が同時にあり、頭痛を伴い、脈が浮であることは、邪が体表にある表証を示します。舌が薄白苔であることも、邪が浅く寒性であることを示します。
表証はさらに、汗の有無と脈の状態で虚実に分けられます。
風寒表実証では、無汗で脈は浮緊となります。寒邪が強く腠理を閉じるためです。
風寒表虚証では、衛気が弱く腠理を固めきれないため汗が出やすく、脈は浮緩となります。この症例は汗をかきやすく脈が浮緩であり、風寒表虚証に一致します。
肺陰虚証は、乾いた咳、痰が少ない、口や咽の乾き、午後の微熱、脈細数などを特徴とし、この症例には合いません。手の太陰経脈病証は咳嗽や喘息が中心、手の少陰経脈病証は心痛や咽の乾きが中心です。
選択肢の確認
1.肺陰虚証
誤り。乾咳や口咽の乾燥、脈細数が特徴で、悪寒発熱を主とする外感の病証ではありません。
2.手の太陰経脈病証
誤り。咳嗽や喘息などの呼吸器症状が中心となります。
3.手の少陰経脈病証
誤り。心痛や咽の乾きなどが中心となります。
4.風寒表虚証
正しい。悪寒発熱、頭痛に加え、汗が出やすく脈が浮緩である点が合致します。
覚えるポイント
- 表証=悪寒と発熱が同時、脈は浮、舌苔は薄白。
- 表虚証=有汗、脈は浮緩。表実証=無汗、脈は浮緊。
- 汗の有無が虚実を分ける最大の手がかり。
- 衛気が弱いと腠理を固められず汗が漏れる。