28PM143|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)
深刺により化膿性関節炎のリスクがある経穴はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
深刺による危険を、部位ごとに区別する問題です。
関節腔に近い経穴と、胸腔に近い経穴を分けて考えます。
解説
肩髎は手の少陽三焦経の経穴で、肩峰の後下方、上腕を外転したときにできる二つの陥凹のうち後方の陥凹に取ります。この部位の深部には肩関節の関節腔があり、深刺により関節腔に到達すると、細菌が持ち込まれた場合に化膿性関節炎を起こす危険があります。
化膿性関節炎は関節軟骨の破壊を招く重篤な感染症であり、関節部への刺鍼では消毒と刺入深度に十分な注意が必要です。
膏肓は足の太陽膀胱経の経穴で第4胸椎棘突起下の外方3寸、欠盆は足の陽明胃経の経穴で大鎖骨上窩にあり、いずれも深刺により気胸を起こす危険がある部位です。
天宗は手の太陽小腸経の経穴で棘下窩にあり、深部は肩甲骨であるため、気胸や関節腔穿刺の危険は高くありません。
選択肢の確認
1.膏肓
誤り。深刺により気胸を起こす危険がある経穴です。
2.欠盆
誤り。大鎖骨上窩にあり、深刺により肺尖を損傷して気胸を起こす危険があります。
3.肩髎
正しい。深部に肩関節腔があり、深刺により化膿性関節炎の危険があります。
4.天宗
誤り。棘下窩にあり、深部は肩甲骨です。
覚えるポイント
- 関節部への深刺=化膿性関節炎の危険(肩髎、犢鼻など)。
- 胸背部への深刺=気胸の危険(欠盆、膏肓、肺兪、中府など)。
- 後頸部への深刺=椎骨動脈や延髄の損傷(風池、風府、啞門)。
- 刺鍼前の手指衛生、皮膚消毒、単回使用鍼の徹底が基本。