28PM144|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)
患者の体動により抜鍼困難が生じた場合の対応として適切でないのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
**抜鍼困難(渋鍼)**への対応として、適切でないものを選ぶ問題です。
原因が筋の攣縮であることを踏まえ、筋をゆるめる方向の対応を選びます。
解説
抜鍼困難は、患者の体動や緊張により鍼の周囲の筋が攣縮し、鍼が締めつけられて抜けなくなる状態です。回旋術で鍼を一方向に回しすぎ、組織が巻き付いた場合にも起こります。
対応の原則は、周囲の筋をゆるめることです。まず患者を安心させてリラックスさせ、深呼吸を促し、筋緊張が緩解するまで待ちます。それでも抜けない場合は、鍼の周囲や近くにもう一本刺鍼する副刺激術を行い、筋の攣縮をゆるめます。また、回旋術で巻き付いた場合は反対方向に軽く回して戻します。
返し鍼は、いったん引き上げてから再び刺入する操作で、抜鍼困難の場面ではさらに組織を刺激して筋の攣縮を強める恐れがあり、対応として適切ではありません。無理に力を加えて引き抜くことも、折鍼につながるため避けます。
選択肢の確認
1.返し鍼を行う。
正しい(適切でない)。刺激を加えて攣縮を助長する恐れがあり、対応として適切ではありません。これが正答です。
2.副刺激術を行う。
誤り(適切である)。周囲に刺鍼して筋の攣縮をゆるめる方法です。
3.患者をリラックスさせる。
誤り(適切である)。緊張を解くことが基本的な対応です。
4.筋緊張が緩解するまで待つ。
誤り(適切である)。無理に抜かず待つことが重要です。
覚えるポイント
- 抜鍼困難(渋鍼)の原因=筋の攣縮、回旋術による組織の巻き付き。
- 対応=リラックス、待つ、副刺激術、逆方向への軽い回旋。
- 無理な力を加えると折鍼の原因になる。
- 予防には、過度の回旋を避け、患者に安静を促すことが大切。