28PM146第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)

内臓痛について誤っているのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

内臓痛の特徴について、誤った記述を選ぶ問題です。

痛みを伝える神経線維の種類と、痛みの局在、関連痛の機序を整理します。

解説

内臓からの痛みは、主に無髄のC線維と、一部は細い有髄のAδ線維によって伝えられます。Aβ線維は太い有髄線維で、触圧覚や振動覚を伝える線維であり、痛みを伝えるものではありません。したがってこの記述が誤りです。

内臓痛は、内臓の受容器の密度が低く、大脳皮質での体部位再現も粗いため、痛みの局在が不明瞭で、鈍く漠然とした痛みとして感じられます。

内臓からの求心線維は、脊髄後角で皮膚からの求心線維と同じニューロン(広作動域ニューロン)に収束します。この収束が起こるため、脳は内臓からの入力を皮膚由来と誤って解釈し、体表の特定部位に痛みを感じます。これが関連痛であり、心筋梗塞の左肩や左上肢の痛みが代表例です。

選択肢の確認

1.Aβ線維により伝達される。
誤った記述であり、これが正答です。内臓痛はC線維とAδ線維が伝えます。Aβ線維は触圧覚を伝えます。

2.痛みの局在が不明瞭である。
正しい記述です。鈍く漠然とした痛みとして感じられます。

3.脊髄後角の広作動域ニューロンに接続する。
正しい記述です。皮膚からの入力と収束します。

4.関連痛の出現に関与する。
正しい記述です。収束投射により体表に痛みが感じられます。

覚えるポイント

  • 痛みを伝えるのはAδ線維(速い鋭い痛み)とC線維(遅い鈍い痛み)
  • Aβ線維は触圧覚を伝え、ゲートコントロール説では痛みを抑制する側に働く。
  • 内臓痛=局在不明瞭、鈍痛、自律神経症状を伴う。
  • 関連痛は脊髄後角での収束投射により生じる。
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