28PM147|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)
痛覚の中枢内伝導路で情動行動、自律神経機能や痛みの制御の調節に関与すると考えられているのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
痛覚の上行路それぞれの役割を区別する問題です。
痛みの部位や強さを識別する経路と、情動や自律神経反応に関わる経路を分けて考えます。
解説
脊髄網様体路は、脊髄から脳幹の網様体に投射する経路です。網様体は覚醒、自律神経機能、情動と深く関わる部位で、そこから視床の内側核群や大脳辺縁系、視床下部に情報が伝えられます。そのため、痛みに伴う不快な情動、自律神経反応(血圧上昇、発汗など)、そして下行性疼痛抑制系による痛みの制御に関与すると考えられています。
新脊髄視床路(外側脊髄視床路)は、視床の後外側腹側核を経て体性感覚野に至る経路で、痛みの部位、強さ、性質を識別する働きを担います。
後索路は触圧覚と深部感覚(識別性触覚、振動覚、位置覚)を伝える経路です。
前脊髄視床路は主に粗大な触圧覚を伝える経路とされます。
選択肢の確認
1.後索路
誤り。識別性触覚や深部感覚を伝える経路です。
2.脊髄網様体路
正しい。脳幹網様体を介し、情動、自律神経反応、痛みの制御に関与します。
3.前脊髄視床路
誤り。主に粗大な触圧覚を伝える経路です。
4.新脊髄視床路
誤り。痛みの部位や強さの識別に関わる経路です。
覚えるポイント
- 新脊髄視床路=痛みの識別(どこが、どれくらい、どんな痛みか)。
- 脊髄網様体路(旧脊髄視床路系)=情動、自律神経反応、痛みの制御。
- 後索路=識別性触覚、振動覚、位置覚。
- 温痛覚は脊髄で交叉して対側を上行する。