28PM148第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)

刺鍼時のフレア形成に関与するのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

**刺鍼による皮膚反応(三重反応)**の機序を問う問題です。

刺入部の発赤に続いて周囲に広がる**フレア(紅暈)**がどのように生じるかを考えます。

解説

皮膚に機械的刺激が加わると、いわゆる三重反応がみられます。まず刺激部位の発赤、次にその周囲に広がるフレア(紅暈)、そして膨疹(腫脹)です。

このうちフレアは、軸索反射によって生じます。刺激を受けた侵害受容線維(C線維)の興奮が、途中の分岐点から逆行性に隣接する枝へ伝わり、その終末から**CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)**やサブスタンスPなどの神経ペプチドが放出されます。CGRPには強い血管拡張作用があり、刺入部の周囲に発赤が広がります。

脊髄後角でのGABA放出は抑制性の伝達に関わるもので、皮膚の血管反応ではありません。交感神経節後線維の興奮は主に血管収縮に働きます。視床腹側基底核群の興奮は感覚の中継に関わるもので、局所の皮膚反応の機序ではありません。

選択肢の確認

1.脊髄後角でのガンマアミノ酪酸(GABA)放出
誤り。中枢での抑制性伝達に関わるもので、局所の血管反応ではありません。

2.交感神経節後線維の興奮
誤り。皮膚血管では主に収縮に働きます。

3.軸索反射によるCGRP放出
正しい。軸索反射により神経終末からCGRPが放出され、血管拡張によりフレアが生じます。

4.視床腹側基底核群の興奮
誤り。感覚情報の中継に関わる部位で、皮膚の血管反応の機序ではありません。

覚えるポイント

  • 三重反応=発赤→フレア(紅暈)→膨疹
  • フレアは軸索反射による、CGRPやサブスタンスPが関与。
  • 軸索反射は中枢を介さず、末梢の分岐で逆行性に伝わる。
  • 膨疹はヒスタミンによる血管透過性亢進が関与する。
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