28PM149第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)

鍼鎮痛の発現に関与する部位はどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

鍼鎮痛の中枢機序に関わる部位を問う問題です。

下行性疼痛抑制系の出発点となる部位を思い出します。

解説

**中脳水道周囲灰白質(PAG)**は、下行性疼痛抑制系の中心となる部位です。ここが活性化されると、延髄の大縫線核や傍巨大細胞網様核を経て、脊髄後角に下行性の抑制がかかり、痛みの伝達が抑えられます。

この経路ではセロトニンやノルアドレナリンが伝達物質として働き、また内因性オピオイド(エンケファリン、β-エンドルフィンなど)が重要な役割を果たします。鍼鎮痛がナロキソン(オピオイド受容体拮抗薬)で減弱することは、内因性オピオイドの関与を示す根拠とされています。

脊髄前角は運動ニューロンが存在する部位、歯状核は小脳の核、赤核は運動の調節に関わる中脳の核であり、いずれも鎮痛の発現部位ではありません。

選択肢の確認

1.脊髄前角
誤り。運動ニューロンが存在する部位です。

2.歯状核
誤り。小脳の核であり、運動の調節に関わります。

3.中脳水道周囲灰白質
正しい。下行性疼痛抑制系の中心となる部位です。

4.赤核
誤り。中脳にある運動関連の核です。

覚えるポイント

  • 下行性疼痛抑制系=中脳水道周囲灰白質→大縫線核→脊髄後角。
  • 伝達物質=セロトニン、ノルアドレナリン、内因性オピオイドが関与。
  • 鍼鎮痛はナロキソンで減弱することが報告されている。
  • 脊髄レベルの機序としてはゲートコントロール説がある。
28PM14828PM150
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