28PM150|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)
鍼の末梢性鎮痛効果に最も関与するのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
鍼の末梢性(局所)鎮痛に関わる受容体を問う問題です。
中枢での機序と区別し、刺鍼した局所で何が起こるかを考えます。
解説
刺鍼による機械的刺激が加わると、局所の細胞からATPが放出され、細胞外でアデノシンに分解されます。このアデノシンが感覚神経終末のアデノシンA1受容体に作用すると、侵害受容線維の興奮が抑えられ、局所での鎮痛が生じると考えられています。これが鍼の末梢性鎮痛の主要な機序として報告されている内容です。
アドレナリン受容体は交感神経の伝達に関わり、血管の収縮や拡張、心機能の調節などに働きます。
ムスカリン受容体は副交感神経の節後線維が作用する受容体です。
ヒスタミン受容体は、肥満細胞から放出されたヒスタミンが作用する受容体で、血管拡張、透過性亢進、痒みに関与します。局所の鎮痛の主要な受容体ではありません。
選択肢の確認
1.アドレナリン受容体
誤り。交感神経の伝達に関わる受容体です。
2.ムスカリン受容体
誤り。副交感神経の節後線維が作用する受容体です。
3.ヒスタミン受容体
誤り。血管拡張や痒みに関与する受容体です。
4.アデノシンA1受容体
正しい。局所で生じたアデノシンが作用し、末梢性の鎮痛に関与するとされています。
覚えるポイント
- 末梢性鎮痛=ATP由来のアデノシンがアデノシンA1受容体に作用する。
- 脊髄レベル=ゲートコントロール説、太い線維の入力が痛みを抑制する。
- 上位中枢=下行性疼痛抑制系、内因性オピオイド。
- **広汎性侵害抑制性調節(DNIC)**は離れた部位への侵害刺激による鎮痛。