28PM154|第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)
糖尿病患者に対する灸施術で灸痕化膿リスクが最も低いのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
有痕灸と無痕灸を区別し、化膿のリスクを比べる問題です。
糖尿病患者では創傷治癒が遅れ感染しやすいことを踏まえ、皮膚を傷つけない灸法を選びます。
解説
糖尿病では、高血糖により創傷治癒が遅延し、易感染性となり、また神経障害により熱さを感じにくくなることがあります。そのため、皮膚に熱傷や創をつくる灸法は化膿のリスクが高くなります。
艾条灸は、棒状に固めた艾に点火し、皮膚から離した位置で温熱を与える無痕灸です。皮膚に直接艾を置かず、熱傷や灸痕を残さないため、選択肢の中で化膿のリスクが最も低くなります。
透熱灸は艾炷を皮膚上で燃やしきる有痕灸、焦灼灸はいぼやたこなどを焼き切る目的で行う灸、打膿灸は意図的に化膿を起こさせる灸法であり、いずれも皮膚を損傷するため化膿のリスクが高くなります。特に打膿灸は化膿させることが前提であり、糖尿病患者では避けるべき方法です。
選択肢の確認
1.艾条灸
正しい。皮膚から離して温熱を与える無痕灸であり、化膿リスクが最も低くなります。
2.焦灼灸
誤り。組織を焼き切る灸法で、皮膚損傷を伴います。
3.透熱灸
誤り。有痕灸であり、熱傷と灸痕を生じます。
4.打膿灸
誤り。意図的に化膿を起こさせる灸法で、リスクが最も高くなります。
覚えるポイント
- 有痕灸=透熱灸、焦灼灸、打膿灸。無痕灸=知熱灸、隔物灸、温筒灸、艾条灸。
- 糖尿病では創傷治癒遅延、易感染性、神経障害による熱感の低下に注意。
- 血行障害や知覚鈍麻のある部位では熱傷に気づきにくい。
- 施灸後に発赤が強い、水疱ができた場合は清潔を保ち経過を確認する。