28PM157第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)

透熱灸の施灸局所で発痛を増強するのはどれか。

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正解: 1 または 4

正答

1、4

この問題のポイント

発痛物質と発痛増強物質を区別する問題です。正答は二つあります。

自ら痛みを起こす物質と、他の刺激による痛みを強める物質を分けて覚えます。

解説

施灸により組織が傷害されると、局所でさまざまな化学物質が生じます。

ブラジキニンは、それ自体が侵害受容器を直接興奮させる代表的な発痛物質です。

これに対し、プロスタグランジンは、それ自体の発痛作用は弱いものの、侵害受容器の感受性を高めてブラジキニンなどによる痛みを著しく強める発痛増強物質です。非ステロイド性抗炎症薬がプロスタグランジンの産生を抑えて鎮痛効果を示すのは、この作用を断つためです。

ヒスタミンは、肥満細胞から放出されて血管拡張と血管透過性亢進を起こすとともに、低濃度では痒み、高濃度では痛みに関与し、痛みを増強する側に働きます。

CGRPは感覚神経終末から放出される神経ペプチドで、強力な血管拡張作用をもち、フレアの形成に関与します。発痛を増強する物質としては挙げられません。

選択肢の確認

1.ヒスタミン
正しい。血管拡張と透過性亢進を起こし、痛みを増強する側に働きます。

2.ブラジキニン
誤り。それ自体が侵害受容器を興奮させる発痛物質です。

3.CGRP
誤り。血管拡張作用をもつ神経ペプチドで、フレア形成に関与します。

4.プロスタグランジン
正しい。侵害受容器の感受性を高める代表的な発痛増強物質です。

覚えるポイント

  • 発痛物質=ブラジキニン、セロトニン、カリウムイオン、水素イオン。
  • 発痛増強物質=プロスタグランジン、ヒスタミン。
  • CGRPとサブスタンスP=神経終末から放出され、血管拡張とフレアに関与。
  • 非ステロイド性抗炎症薬はプロスタグランジンの産生を抑制する。
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