28PM158第28回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第28回午後(科目未分類)

施灸局所の肥満細胞から放出される血管透過性亢進物質はどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

肥満細胞から放出される化学伝達物質を問う問題です。

血管透過性を高めて腫脹(膨疹)を起こす物質を選びます。

解説

肥満細胞(マスト細胞)は結合組織に広く分布し、細胞質の顆粒にヒスタミンを蓄えています。施灸による熱刺激や機械的刺激、あるいはIgEを介した抗原刺激を受けると脱顆粒が起こり、ヒスタミンが放出されます。

ヒスタミンは、細動脈を拡張させて発赤を起こし、細静脈の血管透過性を亢進させて血漿成分を組織へ漏出させ、腫脹(膨疹)を生じます。痒みにも関与します。

IgEは抗体の一種で、肥満細胞の表面に結合して抗原と反応する引き金になりますが、肥満細胞から放出される物質ではありません。

補体は血漿中の蛋白質群で、活性化により炎症や細胞融解に関わりますが、肥満細胞の顆粒に蓄えられているものではありません。

ブラジキニンは血漿中のキニノーゲンから生成される発痛物質であり、肥満細胞由来ではありません。

選択肢の確認

1.IgE
誤り。抗体であり、肥満細胞表面に結合して脱顆粒の引き金になります。

2.補体
誤り。血漿中の蛋白質群で、肥満細胞から放出されるものではありません。

3.ヒスタミン
正しい。肥満細胞の顆粒に含まれ、血管拡張と血管透過性亢進を起こします。

4.ブラジキニン
誤り。血漿中の前駆体から生成される発痛物質です。

覚えるポイント

  • 肥満細胞=ヒスタミンを含む顆粒をもち、脱顆粒で放出する。
  • ヒスタミンの作用=血管拡張(発赤)、血管透過性亢進(腫脹)、痒み
  • I型アレルギーはIgEと肥満細胞が関与する。
  • 施灸局所の反応は炎症の四徴(発赤、腫脹、熱感、疼痛)として理解できる。
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